低い評価の映画だとしても120%増しで観てやりますよ

映画好きの人にはあまり評価されなかった作品群。一つ一つを丁寧に観て行こうとはあまり思わないものですが、中には「ああ、惜しいな」と感じずにはいられない作品もあります。どうにかすれば鑑賞に堪えそうな、そんな作品に出会ってしまったとしたら、あなたはどうしますか? やっぱり放っておいて無視しちゃうのでしょうか。それはもったいないと思いますよね。

お気に入りの作品や、感動した作品なら何度でも観たいと思わせる魅力があります。これとは対照的につまらない作品とか嫌いなジャンルの作品であれば、何度もどころか1度見るのも大変に感じることでしょう。嫌いなジャンルのものは仕方ないですが、つまらないと思う作品を観るというのも普通は避けておきたいものです。つまらないものに時間をかけたくはないですしね。

ところでつまらない映画とはどんなものか、考えたことはありますか? 観た後でつまらないという感想を持つような作品だと思われますよね、普通。もちろんその通りだとは思いますが、つまらないと感じたのはひょっとしたら魅力ある要素を見つけることができなかったためだと言えるのかもしれません。簡単に言えば、いいところを見逃していた。

そんな見逃してしまうような魅力など見つけなくても、良い映画さえ観られればそれでいいじゃないかと大半の方は思われることでしょう。確かにごもっとも。でも数少ない魅力の中には素晴らしく大きなものがあるかもしれないじゃないですか。それを見つけられれば、値千金、逆転サヨナラ満塁ホームランってなもんです。気分的なものですがね。

そのために考えてみたのが、映画を何度も観るという事。いや、さっきつまらないものに時間をかけたくないと言っていたじゃないかと。確かにそうです。でも沈没船のお宝を探し出すには何度も試掘を繰り返し行うじゃないですか。映画の場合ちょっと違うんですけど、繰り返し行うという点では共通するのです。またお宝を探し出すという点も似ているように感じませんか、

つまらない映画を何度も観るなんて、苦痛以外の何物でもないと判断されがちですが、はたしてそれだけのことなのでしょうか? つまらないものとは、印象が薄いものです。その印象の薄いものを繰り返し観ることによって徐々にではありますが、濃くしていきます。ちょうど伝統的な染物のように、布に色を染めていく行程のごとくにです。すると今までは感じられなかったものが鮮明に姿を現していくと思いませんか?

そこまでして映画を観なければいけないの? そう言われればそこまでではあるのです。まして魅力が絶対発見できるのかと言えば、それほど確かなものでありません。ある意味、前述のお宝探しと同じで無駄な徒労になってしまう恐れもあります。でも、これは言えると思います。それは映画に愛着がわくということ。あ、でも逆に愛想が尽いてしまうということもありますね。

いずれにしても共感できる方がいたら試してみてください。意外と予想外の発見があったりするかもしれませんよ。ああ、そうそう「くだらない映画」に対しては試さない方がいいでしょう。本当に無駄になってしまうかもしれませんからね。