もうツマラナイなんて言わせない?映画鑑賞の極意

世の中にはつまらない映画作品が無数に存在しています。でも本当につまらないものなのでしょうか? それは観る人の感じ方次第で、変わってくるものではないでしょうか。もしもそうであるのなら、つまらないと思っていたあの映画とかこの映画が名作とか娯楽大作に感じてくるのかもしれません。それは錯覚なのではないかと思うあなた、それが錯覚だとしても楽しめるのであれば問題なし、でしょ?

どんなジャンルの映画であれ、つまらない映画というのは観ていてツライものです。作品に合わないキャスト、強引な進み方のストーリー、稚拙な映像の作り、昂揚感の無い音楽、その他もろもろ。「あーもう、そこはそうじゃないでしょ」「この場面でなんでそうなるの?」言いたくないけど、愚痴がため息とともに漏れてしまう。映画を楽しみに来たのか、ストレスを溜めに来たのか、わからなくなるような作品があったとしましょう。

ダメなところが全編に渡って表出しているような作品は、あるにはあるのでしょうが、珍しい部類の作品だととらえることができます。本来なら「なんと、ここまでダメな作品なのか」と嘆くことになるのが普通でしょう。しかし見方を変えてみると「ここまでダメな作品は非常に貴重だ」とも見ることができます。だとすると、非常に貴重な作品に遭遇できたという体験として記憶が残るのではないでしょうか。

映画監督をはじめ、映画製作に携わる人ならばいい作品を作ることを目標として制作に励むと思われます。しかしできた映画と言えば、つまらないもの。制作陣はそうは思っていないのだろうと推測しますが、観客はつまらない映画と判断してしまうものが、映画界にはたくさんあります。この両者のズレを照らし合わせてみて、原因を探るといった推理を楽しむという手もあります。

また中には思いもよらない映像的な失敗があるような映画も存在します。何人ものチェックを経てきたであろうにあり得ないような映像があったりしたら、多少は見てみたいと思いませんか? このような普通なら有り難くない失敗があったとしても、名作とは違って余裕で楽しむことができるのは、つまらない映画でこそ。そして、つまらない映画であれば、後世に残されることも少なくなるので、プレミア感さえ感じることができるでしょう。

観客動員数歴代1位とかアカデミー賞受賞作と言われる大作にはもちろん興味がありますが、また一方でラジー賞を受賞しちゃった映画にも興味がある人は結構多いのではないでしょうか? それこそ興味本位でどんな最低なものなのか、毎年観に行く人だっていることでしょうね。こういう賞を受賞した作品は、それなりに注目を集めるで比較的鑑賞しやすいものでしょうから、一度は観てみることをおススメしときます。

なおこういう賞にさえ、ノミネートすらしないつまらない映画だと、上映期間内であっても早々に打ち切られることもあります。マニアにとっては垂涎の、まさに幻の作品となってしまうことがありますので、もし興味を持たれた方は急いで鑑賞した方がよろしいかと思いますよ。