せっかく払った映画代を無駄な出費としないために

ああ何という事でしょう。せっかく劇場まで来て観ようと思った映画なのに、期待に胸弾ませて観に行った映画なのに、思ったほどの感動が得られなかった。そんな経験はありませんか? え、しょっちゅうあるのですか? それは困ったものですね。なんとか元を取るようなことって、ないのでしょうか。本当にしょっちゅうであれば、そのうち映画を観に行こうとも思わなくなってしまいそうですものね。

CMではあんなに期待させておいて、何ともお粗末な内容だったなんてそれほど珍しいことでもないのが、悔しいかな映画にはあるんですね。宣伝の仕方に問題があるんじゃないの? そう考える方もいらっしゃるでしょうが、一にも二にも観客を動員できない宣伝では、何の役にも立たないわけです。もちろん観客をだますつもりで宣伝したわけではないのでしょうが、過剰な作りは控えてもらいたいと思いますよね。

今から数十年昔、昭和の時代は映画の全盛期がありました。一時はだいぶ衰退したものの、ここ数年は邦画の人気も復活してきている感もあります。やはり全盛期と違い、作られる映画や上映する映画館は減ってきているのは確か。そうなるといかに観客を呼び込むのか、制作会社や映画館は必死になっている所でしょう。前売り券に特典を付けたり、特定の日に割引をしたり。

こういうサービスによって客を増やす努力は確かに認めざるを得ません。でも、できれば映画の内容や質で還元される方が望ましいと思われるのですが、いかがでしょう。安い料金で観られることも結構ですが、つまらない映画を見せられるようでは観客も増えていきそうにないのでは…。

さて、話がそれてしまったので元に戻しましょう。つまらない映画から元を取るとしたら、具体的にはどんな手があるのでしょう。映画代は映画作品に対して払うものですから、映画を観たのであればそれだけで損をしたことにならない。しかしつまらない映画に対しては釈然としませんよね。映画代の当てになっているのか、製作サイドに問いただしたい気持ちになります。

さらに内容のひどい映画であったなら、こう思わずにいられないでしょう。「金返せ」と。今はそこまでひどい映画があるとは思えませんが、内容の良し悪しと元を取った感は比例関係にあると思われます。前売り券を買って映画を観た場合ですと、割引と特典がついたりするので、そこそこ納得いく感じがありますが、当日券での場合だとそういう事がない。「つまらない映画=損した」とダイレクトに感じますよね。

できるだけ損を感じないように、満足する映画鑑賞をするのであれば発想の転換が必要になるかもしれません。つまらない映画ではあるけど、それなりに貴重な時間を過ごすことができたとか、今回は面白い映画を観るための布石だと考えるとか。「えー、そんなんじゃ納得いかないよ」というのは、おっしゃる通りです。せめて映画の予告で、次に観る映画を検討していただくと。

あとはもう、映画鑑賞以外の付加価値を見出して気持ちを整理していただくほかありません。映画付きの休憩所とかヒューマンウォッチングとか。もちろん、違法な目的で元を取ろうと思わぬよう、ご注意くださいね。