考えるな感じるんだ!つまらぬ映画は伊達じゃない!

「なんて退屈でつまらない映画なんだ」と観ていた映画に対して感じた時、どうすればいいのでしょう? しょうがないからそのまま寝てしまう? 時間の無駄だと途中で帰ってしまう? いやいやちょっと待ってください。その退屈な映画は本当につまらないものなのでしょうか。いえね、映画を作る側の人間は観客に対して観る気を失せさせるために撮ったとは思えないのですから。

最初から「つまらない映画を作ろう」と思う監督はいないでしょう。商業的な作品であれば、観客を動員できないような映画に仕上げたりするはずがありません。でも商業的な作品には様々な制約がついて回ります。予算、キャスト、ストーリー等々、制作陣の思うとおりに作れるのであれば、観客側に満足のいく作品に仕上がる可能性も高くなるとは思いますが、そうそううまく事は運ばなかったりします。


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例えば原作が大人気のマンガや小説であると、否が応でも期待は高まります。ところが原作には関係ない人物が出てきたり、設定が変わっているとか、キャストされた俳優がイメージと違ったりしたらどう思いますか? たいていは「余計な事をしてくれた」と感じますよね。制作発表時がこういうものであったら、いくら好きな原作の映画でも観る気は半減してしまいます。

そして映画の完成前から「どうせつまらないでしょ」と決めつけてしまう。原作のイメージ通りの映像化を期待していたのに、どうも違うようだと想像できますし、希望は絶望にまで落ち込むのも無理はないでしょう。こういう状況になった時点で、その映画を観に行こうとはあまり思わなくなってしまいますが、ダメ元で観る人がいないとは限りません。

ダメで元々という理由以外でも、つまらなさを確認する為なのか、暇つぶしとか時間つぶしなど、つまらなさそうな映画に足を運ぶ人はいます。評論家とか映画誌のような仕事でもなかったら(大抵は試写会などでしょうが)わざわざ観に行く人はいないようなものですが、そんな映画が好きだという人がいるのかもしれません。

人によって価値観は違いますが、一般的につまらないと評価されるものに対して、興味を示す人がいます。マイノリティーとかマイナー嗜好とか言えばいいのか、そんな少数派の人たちはつまらない映画の何に価値を見出すのでしょうか。それは映画のジャンルや作品ごとに違うのかもしれませんが、何かしらの共通する要素があると思われます。

監督が好きだから、主演の俳優が好き、音楽を担当した作曲家のファンだ、といった部分的であっても好きな要素があると、作品的にはダメでも観に行こうという原動力になるだろうことは、理解できることではないでしょうか。何か、わずかでも観たいと思わせるものが見つかれば、実際に映画を観た後の感想が、先入観の物とは変わってくるでしょう。

「原作と違う」「キャストがイメージと会わない」「監督がダメ」そんなマイナス要素にこだわるより、先入観を振り払い、まずは観てみろと。監督のメッセージとは何だったのか、映像の中から何か感じ取れるものがあるのではないですか。そして結局何も感じ取れず、映画がつまらなかったとしても、どうしてそうなったのかを考えたり調べてみるというのも、鑑賞後の楽しみとなったりするんですよね。これはおススメ。